富知六所浅間神社は通称三日市浅間神社と呼称され、一般的には三日市の浅間さんと呼ばれて親しまれています。
神社の創建は、人皇第五代孝昭天皇の御宇と伝えられ、第十代崇神天皇が建沼河別命を東国に御派遣の際、命は当神社を崇敬の余り奏聞して勅幣を奉られ、爾後代々このことが続けられました。
第四十一代平城天皇大同元(八〇六)年、五社浅間を勧請するにあたり五部の大磐若経を納め給いし時に当神社を首座と定め特に唐本を寄せられ、第四十二代嵯峨天皇弘仁(八一六)年、正四位に叙せられ中宮の御安産祈願を奉仕以来勅願所と定められてより、事変あるごとに国家安泰の御祈願が行われました。
寛保年度の調書に御朱印其他八百八石外に別当領六十六石とあり、このことからも朝廷及び武家諸公が当神社に寄せた信仰の厚さを窺い知ることができます。
樟泉閣は、この富知六所浅間神社の東側にあります。

 
御社殿東に生繁る大樟は、樹齢千二百余年にして昭和三十年四月十九日静岡県の天然記念物に指定され、その緑深き姿が延々と変わらぬことから、商売繁盛・家内円満また長寿の象徴として崇められ、歴史と信仰の深さを物語りながら、今なおその雄大な姿で参詣者に憩いと安らぎを与えています。
周囲 十一・八五米 樹高十三・四〇米
また、樟泉閣の名前の由来にもなっています。

 



©樟泉閣



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